本気で仲良く住みたい人のための二世帯住宅

建てなきゃよかった!?二世帯住宅

「二世帯住宅にしましょうよ!お金は半分出すから」

ダンナ様の両親などから、ニコニコしながらそんな提案があれば、同居って大変かもと思いながらも考え始める方、多いのではないでしょうか?そこで、住宅展示場などで、「あのう、二世帯住宅って…」とぽろりと言えば、営業マンもニコニコしながら、「いいですね二世帯住宅!ぜひ建てましょう!」と沢山のメリットを教えてくれることでしょう。

みんなの笑顔から、迷いながらだんだんと二世帯住宅をたてる決心が固まり、やがて、夢の二世帯住宅が完成し、二世代の暮らしがはじまります。

きっとそこには仲良し家族の幸せが続くものと信じて…




ところが。現実に二世帯住宅を建てた人たちの声をさぐってみると、そこにはぎょっとするような意見の数々が。例えばインターネットの掲示板などでは二世帯住宅なんて建てなきゃよかった!という後悔の声であふれています。

「家は玄関が共同で他は別ですが、とてもじゃないけど耐えられません。旦那の兄弟夫婦の問題やお金のことや…。いろいろもめて、私は今、死にたいぐらいです。 」
「長男の嫁だということだけで二世帯住宅に住んではいたが、干渉されすぎて三年弱で家を離れることになった。7年経った今また同居話が出ているが、過去のことを考えると…。 」



そう、ママやママ予備軍の多くの皆さんが感じている不安は、正しいのです。

実際、せっかく建てたのに、離婚の引き金になってしまったとか、息子夫婦が出て無駄になってしまったなんて話はちょくちょく耳にします。皆様も、そういう話よく聞くなぁと思ってらっしゃる方、多いのではないでしょうか?
一世一代の大きな買い物をしたのに、これでは悲劇です。
ここではとことんママ的視点にたって、二世帯住宅を考えてみましょう。

建てなきゃよかった二世帯住宅?

それでも建てたい二世帯住宅

もちろん、二世帯住宅を考えるのにはそれ相応の理由があります。まずはなぜ二世帯住宅を立てたいのかを考えることを出発点にしましょう。建てたみなさんはこんな理由で二世帯住宅を選んでいます。



まずやはり、親世代とのかかわりについてのこと。
・親からの期待に応えられる
・親のことを心配しなくていい
・知恵や文化の共有
 正直を言って親世代が言うから仕方なく、という方は多いのではないでしょうか。けれども年々弱っていく親世代のことが心配なのも事実です。口うるさかったり気兼ねだったりしても、やっぱり大切な家族なんです。

そして現実にお金の問題にかかわること。

・建築資金が折半できる
・光熱費・食費の節約

多くの場合若いママ世代よりお金をもっているのは親世代。現実的に考えるとやっぱりゆとりある暮らしが欲しい、そんな要望にこたえてくれるのが二世帯住宅なのです。

やっぱり重要な子育ての上でのメリット。

・子供を預けられる
・子どもの教育へのよい影響。
・家に誰かがいてくれるので、防犯上安心。

上手に付き合ったとき、おじいちゃんおばあちゃんは子育てにとってこれ以上はない味方。
特に働くママには子供を見てくれる人がいるかどうかは死活問題です。つい孫を甘やかしてしまうなどの問題もありますが、弱者へのいたわりなど、お年寄りは今のこどもに失って欲しくない部分を補ってくれる存在です。



二世帯住宅には確かに子育てママににとって見逃せないメリットがあります。
もし可能なら、二世帯で幸せに暮らせるほうがいい。核家族化の進む時代の流れの中だからこそ、二世帯住宅の魅力は衰えることがありません。しかしそれだけでは建てられない不安、皆さんもきっと感じていますね。


二世帯住宅、何が失敗?

期待で胸をふくらませ建てたはずの二世帯住宅に、家族崩壊のワナが潜んでいる。とてもオソロシイ話です。二世帯で仲良く暮らすのはムリなのでしょうか?

そこで、失敗した方の声を集めてみました。子育てママ世代の人たちは、二世帯住宅のこんなところにストレスを感じているようです。

お風呂
・風呂の待ち時間。湯の汚れ
・洗面所とお風呂の脱衣場が一体なので、親世代のお風呂が長いと洗面も使えない
・義父の後も先も生理的に受け付けない!
・誰が掃除するのか決まっていない
トイレ
・待ち時間が多い。一つじゃ足りない
・他の人の匂いと音が気になる
・玄関にトイレがある。義母が毎日玄関に朝いるので落ち着いてできない
玄関
・玄関が一緒は困る!飲んで帰宅する時、生きた心地がしない…。
・自由に外出させてくれ。いちいち声かけられるとウザイ。
洗濯
・洗濯の時間が義母とかちあってしまう。
・雨の日はどこに干せばいいのか?
キッチン
・キッチンはせめて自分流に使わせて。
・使おうと思うものが思う場所にない!
・生活のリズムが違うのに同じキッチンってムリがある。
・姑の小言がウルサイ。私のキッチンに立ち入るな!!
その他
・お金のことを初めにきっちり決めておくべきだった
・我が家は階を両親、二階を若夫婦のプランにした。最初は良かったのだが、両親が亡くなった時に取り壊せないし、税金負担は増えるしで…。
・上下二階で完全に分けたが、行き来がしづらい。親に介護が必要になったとたん、自分用のスペースを使えなくなってしまった。
・最初からバリアフリーにしておけばよかった!
・ガスと電気のメーターは別々に付ければよかった…。

気の置けない場所であるべき自分の家で、日常的に感じるストレスは思っている以上に重たいものとなります。平均寿命も延びてきた昨今、長い期間積み重ねていけば、いさかいや別居まで発展していくのも仕方ないといえるでしょう。

やっぱり難しい二世帯住宅。ただ、ちょっと待ってください。上記のようなことは本当に防げないことでしょうか?具体的な不満はどこにあったのでしょう? もしちゃんと事前に話しあってルールを決めておけば。もし二世帯で住むことを甘く見ず、分けられるものを分けておけば…

ぶっちゃけた話、営業マンにとって二世帯住宅はとってもうれしいんです。なんといっても単価が高いのですから。だからついニコニコしてただ勧め、売ってしまうのです。

お嫁さんの不安をくみ上げて練りもせず、できあがってしまう住宅。二世帯で住む大変さを包み隠す営業マンにあたってしまえば、失敗してしまう二世帯住宅をむざむざ作ってしまうことになるのも仕方がないといえそうです。

二世帯住宅何が失敗

本気で仲良く住みたい人のための二世帯住宅5つの鉄則とプラスα

たしかに私たち住宅を売る者にとって利益は重要です。ただ、せっかく造った家で、何よりお客様に幸せに暮らして頂かなくては、むなしいのです。
あえて言わせていただきます。二世帯住宅を「なんとなく」建てるのはまったくお勧めしません。大切なお客様の大切な家庭を守るためには、お客様の側でも二世帯住宅づくりに対する心構えが必要です。

そこで、二世帯住宅を建てる上での鉄則を、二世帯住宅を不安に思っているママやママ予備軍の方々と、二世帯住宅を考えるすべての人に贈ります。

一、造った後のケンカより、造る前の話し合い
まず二世帯住宅造りが大変であることを、共通の認識として持ってもらってください。そして、家造りのことをしっかりと話し合ってください。
特に大切になるのはお互いの意志を尊重したルール作りです。暗黙の了解でも、うまくいっている家族にはちゃんとルールがあるものです。ここは誰がそうじをするとか、高熱費はどう分けるとか、二世帯住宅には意外と必要なルールが多いのです。
どうにもムリだと思ったら、引きかえすこともできますもんね。事前の話し合いで、もしケンカになったっていいじゃありませんか、前なんですから。後よりはマシです。
ニ、シビアなようだが分けられるところはできる限り分ける
「まあ、うちはそこまで分けなくても大丈夫」と思っていたのに、実際には小さなことでストレスが重なって…というのは比較的現在うまくいっている家族が犯しがちな失敗です。お風呂やトイレなどは、一番後悔の声が多い場所であることは覚えておいてください。予算やスペースの都合で分けられないときは、そうじの分担や使い方など、ルールをしっかり決めておいて。
三、コミュニケーションをとるためのスペースはちゃんと設ける
前の項目で分けられるものは分けると書きましたが、逆に全くの別宅では二世帯の意味がありません。仲良く暮らすためには、そして無用な争いを避けるためには、なんといっても言葉をかわすことが一番なものです。落ち着いて会話が楽しめるような、一緒に食事をするスペースなども大切に考えてください。
四、家族全員の20年後の年齢と生活を紙に書いて想像してみる
多くの人にとって一生で一番高い買い物になる家。建てるなら20年は先のことを考えておきたいものです。「20年ぐらい先はなんとなくこうだろう」というだけではなく、一度それぞれの年齢をちゃんと書いて生活を想像してみてください。意外な見落としが見つかるかもしれません。
五、同居の息子・娘は二世帯住宅成功のためのキーマンと心得る
仕事が忙しいからと、家を作る話から息子がすっぽり抜けてしまうようなことでは、二世帯での家づくり、そしてその後の暮らしはまずうまくいきません。同居することになる息子や娘は、あなたがいるからこその家族なのだという自覚を持つ必要があります。もしあなたがそういう立場であれば、時には悪者を買って出るくらいの心意気で間に入ってください。
プラスα 信頼できる会社の信頼できる人と話をする!
最後に、手前ミソではありますが、建てる会社のことを付け加えさせてください。
家づくりを考えている方なら重々ご存じなことですが、二世帯住宅であるかどうかに関係なく、施工する会社と営業マンは大切な要素。しっかり見て、チェックしてください。 その人は、その会社は、ただ甘い言葉で二世帯住宅を売ってしまおうと考えてはいませんか?二世帯住宅の大変さをあなたの立場で考えてくれますか?
一世帯のとき以上に、話し合いが大切になる二世帯住宅。ただ売りたいだけの人や会社にまかせてしまっては、大変なことになります。

もし、相談する会社に迷ったら、私たちのことを思い出してみてください。

そしてよかったら展示場に来てください。

私たちはあなたと一緒に、真剣に悩んだり苦しんだりしながら、よい家を作りたいと考えています。

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